こんにちわ!お世話になります。DKです。
水回りのちょっと覚えておくといい話です。知っておくと少し役に立つことも有るかもしれません。
水道屋さんのちょっと役に立つ話 ①
こんにちわ!お世話になります。DKです。 水回りのちょっと覚えておくといい話です。知っておくと少しは役に立つかもしれません。 水道屋さんのちょっと役に立つ話 ②[sitecar[…]
相見積もりと値段
水道屋さんとDIY
一昔前までは水道屋さんというとほぼ独占的な仕事をしていました。少しだけ専門的な知識が必要であった事と、生きていく上で欠かせない「水」を扱うが故の事でした。
でも、ある時期から様々な業種の職人やお店で水道関係の配管材料であったり器具を販売するようになりました。
それでも一般の方の大半は水道屋さんに一任していたのですが、世代が変わり世の中の考え方が変わってくると同時に色々な事に自力で挑戦してみる人達が出てきました。DIYです。
インターネットとの付き合い方
そしてDIYが流行り出したのですが、作業方法や工程などをインターネットで調べていると様々な物が出てきます。
すると料金の事が調べられるようになったのですが、「我が家の工事代金は〇〇円でした」「うちは△△円だった」等の他人との価格差が気になりだしました。お隣さんは◇◇円だった。だからウチも◇◇円で出来るだろう。出来ればもっと安く・・・最近では相見積もりが主流になってきています。
相見積もりを取る事は別に悪い事でも何でもないのですが、「価格の安い所が一番!」「とにかく安く」というのが一般の方の判断基準になるかと思います。
が、これがとんでもない間違いである事に気付いている人がどれぐらいいるのか・・・・・
- 何が間違いなのか?
- 安いには訳がある。
- 各々の工程や見ている場所、重要視している箇所が違う。
- そこにつけこむような業者がいる。
1.私たち職人はボランティアではありません。
当然その技術と経験をお金に換えているのですから、同じボリュームの仕事量をするとして、五千円の家と一万円の家では当然施工に差が出てしまいます。必要最低限か、プラスアルファの付加価値が付くかという違いですが。
2.職人の経験の違いで、見る場所や重要視する箇所が違ういます。
十人十色。千差万別。職人一人一人が全く違う経験をしていますので、重視する場所もまた違います。例えばAは配管の見た目や器具の機能を重要視しました。けれどBは仕上がった見た目だけを重視しました。という違いはあります。
3.これはなかなか見抜けないと思います。
次の実際にあったお客さんの被害を見てもらえばいいのですが、「安ければ請け負える」という風潮を逆手に取られた一番怖い所で、見極めが困難な箇所です。
安ければいいのだから、普通に考える金額よりも安く提出します。工事にかかったらあれもこれも追加です。となれば金額はあがり、結果高くなっても後の祭り・・・という事になります。
リフォーム工事で見積り通り事が進むという事はまずありえません。何故なら蓋を開けてみないと中がどうなっているのかがわからないためです。この事も有り見抜くのは困難です。実際にしっかりと下見して見積りしたにもかかわらず結果金額が跳ね上がることもあるのですから。
お客さんの被害
実際に私のお客さんは、トイレのリフォーム工事をA、B、Cの3社から取り寄せました。
すると、A社は態度や挨拶も良く、下見にじっくり時間を掛けていったそうですが金額が一番高額でした。
B社は下見には来たがあまり要望を聞いてもらえず態度が悪くて、金額は真ん中だったそうです。
そしてC社は下見に来ずに一番安かったそうです。
一番安いからとC社に決めて工事をしたのですが、追加追加で結局支払ったお金はA社の見積金額の1.5倍位かかったと言っていました。
そしてスグに不具合が出て、C社に来て直してもらうとそれもお金を請求されたみたいです。
困って偶然私の所へ連絡がきたのですが、これがびっくり。
私のような専門職であっても聞いたこともないようなメーカーのモノが設置してありました。
まとめ
相見積もりのちょっとした闇をお話ししました。これを読んでくれた方の参考になればとおもいます。
私が言いたいのは「信用できる水道屋さんをみつけてください」という事です。実際には水道屋さんでなくとも大工さんが友達だよ、とか電気屋さんが親戚です、みたいな感じで良いと思います。
中には「当社の下請け水道屋で無いと補償が出来ません。」とか言う業者もいますので、「分かりました、でも見積書はください。知り合いに水道屋さんがいますので。」と言って牽制も出来ますしね。
後、リフォームの事で聞かれて一番困るのは、インターネットで見たんですが〇〇円でできますか?という質問です。しかも現場も見ずに。
先に言っておきます。選んだ器具と現在使用している器具、現場の状況や地域もそうですけど、似たような感じの現場はあっても、全く同じ現場は100%ありません。
贔屓にしていただいているお客さんならともかく、全然知らない人から聞かれても困ってしまいます。
さて次回は支持金具の紹介と解説をしていきます。よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。