こんにちわ！お世話になります。ＤＫです。
水回りのちょっと覚えておくといい話です。
知っておくと少しは役に立つかもしれません。
水道屋さんのちょっと役に立つ話 ②
こんにちわ！お世話になります。ＤＫです。 水回りのちょっと覚えておくといい話です。知っておくと少し役に立つことも有るかもしれません。水道屋さんのちょっと役に立つ話 ①[sitecard[…]
水道水と井戸水
井戸水は水道水と比べて水質が悪いのが一般的です。
昨今、コンビニなどでミネラルウォーターを購入し、飲む習慣が浸透してきました。
しかし、そのミネラルウォーターですら水道水の基準には敵いません。
安全の順位で行くと
- 水道水
- ミネラルウォーター
- 井戸水
の順番に低くなっていきます。
井戸水と湧水
井戸水は地下の水源まで掘り下げ、ポンプなどで地下水を汲み上げる事で手にすることが出来る水の事。
湧水はその名の通り「湧き出す水」の事。
山の斜面などでよく見られる。
自然に湧き出している水で、「地下水」という意味で行けば同じである。
浅井戸と深井戸
浅井戸と深井戸は単純に掘ってある深さが違います。
浅井戸とは固い地層の上の水を汲み上げており、家庭菜園や飲料以外の生活用水に使われています。
浅井戸水は周囲環境の影響を受けやすいのも特徴の一つです。
対して深井戸は硬い地層の下の水を汲み上げており、上水道の水源や工業用水の水源として利用されています。
深井戸水は周囲環境の影響を受けにくく、安定した水質・水量を得られ、尚且つ１年を通して水温が安定しているという特徴があります。
この井戸水（地下水）の原料は雨や雪です。降った雨や雪が地表から浸透し、地下水となるわけですが、その過程でミネラル成分を取り込みます。
ですので、深ければ深いほど硬度が高くなっていきます。
ミネラルウォーターと水道水
ミネラルウォーターと水道水の違いは安全基準と種類の数の差です。
先程の順位で水道水の方がミネラルウォーターよりも安全だと言ったのは、これが理由です。
安全基準を定める法律が異なります。
そしてそれは当然、水道水の方が厳しくなっています。
水道水は水道法によって決められているます。
成分についての基準値や最近の有無などの項目が５１もあり、それを全てクリアしなければ水道水にはなり得ないのです。
一方でミネラルウォーターの方は食品衛生法で定められています。
こちらのクリア基準は殺菌や除菌の工程が有る場合３９項目で、無い場合は１４項目となっています。
明らかに水道水の基準の方が厳しいのがわかります。
軟水と硬水
軟水と硬水の差はミネラル成分の合計量の差です。
１リットル当たりの含有量が０～６０㎎が「軟水」で、１２０～１８０㎎が「硬水」に分類されます。
軟水は口当たりが柔らかく、乳児のミルク作成や飲食にも使用される万能型です。
硬水は苦みやエグミがあり飲食には適しませんが、カルシウムの摂取には適しているという特徴があります。
まとめ
今回は色々な「水」に関して比較をしてみました。
どの水にもメリットやデメリットが存在します。
使用する、購入する際にはよく考えて計画を立ててからの方が良いでしょう。
- 水道水
- メリット
- 基準が厳しく、最も安全である。
- 価格が安い。
- デメリット
- 消毒である塩素が匂う。
- メリット
- 浅井戸水
- メリット
- 比較的安価な設備費用で設置できる。
- 水道代の節約になる。水道代は０円。
- 災害時でも使用可能。（手動式ならば）
- デメリット
- 井戸を掘るのに高額な費用がかかる。
- 掘って外れる事もある。（水が出ない、若しくは使えない）
- 当たり外れがある。
- 電気代がかかる。
- 水道器具がすぐ腐食する水質の場所もある。
- メリット
- 深井戸水
- メリット
- ミネラルが豊富。
- 水道代の節約になる。水道代は０円。
- デメリット
- 設置作業や修理等、とにかく何をするにも高額。
- 掘って外れる事もある。（水が出ない、若しくは使えない）
- 当たり外れがある。
- 電気代がかかる。
- 水道器具がすぐ腐食する場所もある。
- メリット
- ミネラルウォーター
- メリット
- 水道水よりもおいしく感じられる。
- 軟水・硬水等の硬度が選べる。
- 最近のミネラルウォーターはサーバーレンタルやお湯が出るなどのハイスペックなモノがある。
- 美肌効果や健康効果に良い成分が含まれている。
- デメリット
- 水道水よりも高額。
- 水道水程の安全性はない。
- 特定のミネラル成分の過剰摂取に注意が必要。
- メリット
上記のようにメリットとデメリットが少なからずありますので、参考にしてください。
次回は水道屋さんの消耗品の解説をします。
よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。