こんにちわ!お世話になります。DKです。
今回は漏水原因と対処方法の中から『探査方法』を紹介します。
漏水・・・嫌な響きですね。水は長時間漏れていると、鉄製のモノは錆びるし、木材は腐ります。良い事は一つもありませんが、ガスや電気のように爆発や発火など生死にかかわるようなことにはなりません。
とはいえ、漏れたまま放置していると、お金を捨てているのと同じですし、気分的にも良いものではありません。
この記事で扱う「漏水」は水道系の漏水の事を書いています。排水系ではありません。
漏水は何故起こるのでしょうか?
- 経年劣化
- 腐食
- 使痛み
- 人為的
- 災害
等々色々な事が考えられますが、①~③がほとんどです。
そんな水道の漏水を簡単に調べる事が出来る方法が有りますので、是非読んで覚えておいてください。
漏水の探査方法
漏水には種類が大きく分けて2種類あります。
「上水系」と「排水系」です。そして、その中から配管系、器具系、水系統、湯系統と細分化していきます、
上水系は常時漏れていて、排水系は流した時にだけ漏れるという違いがあります。
まずはどの系統で?
まずは「どの系統で」漏れているのかを特定します。
器具系の漏水であれば、基本は「その部屋」又は「器具」の中で完結します。
どういうことかというと、例えばトイレで漏水!と聞くと、便器の中へチョロチョロと水が流れている。若しくは流した時に便器と床の隙間、タンクの後ろ側から水が垂れて来る。
といった具合になる事が多く、トイレの中で水が噴き出している事はまずありません。
これが分からないことが多い配管系の漏水であった場合は次の順序で調査していく。
- 水道のメーター器を見る。
- 給湯器のバルブを閉める。
- お客さんに配管ルートを聞いてみる、図面を見せてもらう。
- 家の中を見せてもらう。
- 水道メーター器から配管を予想し、ルートを歩いてみる。
①は一番最初にする事。メーター器の羽根車が動いているのかを見る。
この羽根車が「動いていると水が流れている」という事なので、誰も家で水を使ってなければ「上水系で漏水している」という事になる。
②給湯器のバルブを閉めた後で、メーター器を見てみる。羽根車が動いていれば「お湯の系統ではない」という事になり、逆に動かなければ「お湯が漏れている」となる。
③は覚えていなかったり、そもそも水道の配管図面は無かったりすることが多いですから、あまり期待しないように。
④は水回りの配置を見せてもらう事が重要です。出来れば簡易図面を作成すると良い。(後々使えることもある)
この時に機器からの漏水が無いかを確認しつつ、水栓器具に耳を当てて音を聞いてみる事。近くで漏水している場合、音が聞こえる。
⑤は④を元に自身で配管ルートを予測して、そのルート上を歩いて水が染みたり濡れたりしてないかを実際に確認する。この時も簡易図面を作成すると後で役に立つことも有る。
次はどこで?
先の調査で特定できていればいいが、①~⑤までを行っても分からない事もある。
その時にはお客さんに選んでもらう。
- 判明するまで調査を続ける。
- ある程度の経路や配管を調べてお客さんに再選択してもらう。
- メーター器から全て配管替えをする。
①は高額になりやすく、日数もかかるのであまりお勧めではない。
②が一番効率が良いと思われる。調べた経路や配管を個別に止めて、そこより上流なのか・下流なのかを確認することが出来る。バルブを付けていくのも一つの手段になる。
一番効果が高いのは「建物の中か、外か」を調べられる事。
③は100%漏水は直るが、金額もそれなりになる。家中の配管全部をやり替えるのだから、配管も剥き出しの露出配管にならざる負えない。
まとめ
今回は誰でも出来る漏水の調査方法を解説してきました。
メーター器の羽根車を見る事だけでも覚えておくと役に立つと思いますよ。
欲を言えばもう一つ、給湯器のバルブを操作するとお湯か水かの判断が付きます。
その他にも敷地内にあるバルブの操作が出来るようになると便利です。が、古いバルブは操作すると壊れる可能性もありますので、十分注意してください。
次回は漏水原因と対処方法の続きを解説していきます。
よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。