ライトカバー各種

【保温材】をご紹介!水道屋の扱う保温材のあれこれを説明します。

こんにちわ!お世話になります。DKです。

 

今回は保温材のご紹介です。

保温材って知っていますか?

新しい建物では見る機会は少ないですが、古い家?水道管の修理をする位の家?ではよく見かけるグレーのです。ここではそんな目立たないけど実は必要不可欠な保温材のお話をしていきます。

一般住宅でよく使用されているのはライトカバーライトチューブと呼ばれているポリエチレン製の保温筒です。給水管の結露防止凍結防止に効果を発揮します。

少し大きな建築物になるとグラスウールロックウールといった難燃性素材の保温筒を使用し、屋外部分は鉄板ステンレス板のカバーを巻いてあるものが多いです。

他にはポリスチレンフォームパイプガードといったものもあります。

 

そして多くの場合、屋外の配管部分に施す目的は

対日光用の管保護としてや寒波の凍結防止措置として使われることの方が多いと思います。

 

対日光用の管保護も管場の凍結防止措置も塩ビ管に設置する目的なのですが、実は設置してあってもやがては劣化はしますし、滅茶苦茶冷えれば凍結もします

私は愛知県民のしかも雪のほぼ降らない地域にいますので凍結は1年に1回あるかどうかです。ですが、設置してある家としていない家ではやはり違いが明らかです。

 

施工方法は簡単で、カッターナイフやハサミを使って配管の経路や形状に合わせて加工していき、仕上げにビニールテープを巻いて完成です。言うほど簡単綺麗にはいきませんけど・・・・

保温材

保温材とは・・・配管等から熱が逃げるのを防ぐ役割を持った材料。大工さんが扱う板状のモノや、水道屋さんや保温屋さんが扱う筒状又は大きくロールになっているモノ等がある。

ライトカバー、ライトチューブ

ライトチューブ保温筒
ライトチューブ保温筒
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特徴

高い断熱性能、柔軟性、耐薬品性を有したポリエチレンフォーム素材の配管用保温筒。字のごとく配管の口径毎に筒になっているので、口径を合わせるだけで簡単に施工できる。

メリット・デメリット、使用法等

  • メリット
    1. 切断や切り抜き等の加工がしやすい
    2. 柔らかいので巻きやすい
    3. 色もメーカーで違えど何色かある。アイボリー、グレーが代表的。
    4. 屋外露出配管用の耐候性を持たせたものもある。
    5. 日光などによる劣化を防げる
    6. アルミ調のシート表面をしており、保温性も高く美観に優れたタイプもある。
  • デメリット
    1. 曲点を綺麗に巻くには技術が必要
    2. 柔らかいのですぐにしわが寄る
    3. カラスなどの鳥の好物
    4. 年数が経つとボロボロになる

実はこのライトカバー保温筒、職人の手際?とかセンスがよくわかる。綺麗に巻こうとすると結構時間と手間がかかる。

それを省いて見た目を気にせずに巻くと見るも無残な状態になる。自宅などの給湯器周りの配管を見てみて欲しい。上手いと下手がよくわかると思う

上記のメリット、デメリットを見てもらえばわかると思うが、柔らかいが長所でもあり欠点になっている。

壁との間が無い場合や隣の管との隙間が等の狭い場所での施工はやり易い

逆に広い場所で長い管を巻いたりする時は1本目と2本目の向きなどを合わせないと見た目が悪くなる。しかし、合わせようとするとモノ自体の反り等の理由でしわがすぐ付く

夏と冬で材料の固さが違う為に慣れも必要。

 

デメリット3の面白い理由が『鳥の好物』である。好物と言っても食べるのではなく、おそらくは巣の材料になっていると思われる。確証はないが、カラスが啄んで飛んで行くのを何度か見た事があるし、4の古くなってボロボロの状態のモノは間違いなく鳥が啄んだであろう痕跡がある事が多い。

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パイプガード

パイプガード
パイプガード
パイプガード継手
パイプガード継手

特徴

硬質ウレタンフォームに硬質塩化ビニル製の表面素材を合わせた物。白色のスタンダードタイプと、アルミ複合シートを表面素材にした銀色のモノが有る。

メリット・デメリット、使用法等

  • メリット
    1. 表面も中身も固い為、形が整えやすい
    2. 切断や切り抜き等の加工が比較的しやすい
    3. 継手の形の部材がある為、加工の必要があまりない
    4. 断熱、保温効果がかなり高い
    5. 耐候性を有している
    6. 10年の経年劣化が見た目ではわからないくらいに耐久性がある
  • デメリット
    1. 表面も中身も固い為、扱いづらい
    2. ライトカバーと比べると3~4倍の値段がする。
    3. 厚みがある為、狭い場所では施工しづらい
    4. 冬場は継手のテープが張り付かずに苦労することが有る

保温材としてはかなり高性能な保温筒。施工にはコツが必要であるが、慣れれば扱いやすい

凄いと思うのは10年以上経過していても、綺麗なままの現場も数多くある。

このパイプガードも職人のセンスがよくわかる。きちっとした部材を使用して、仕様書通りの施工をすれば誰が見ても綺麗な仕上がりになる

ライトカバー、ライトチューブと違い、継手部分を加工で作ることはできない。その為専用の形の部材がある。LとTくらいだけど。

 

この種類もメリットとデメリットが同じ感覚で共有している。

固い為に形が整えやすい。と、固い為扱いづらい

形が整えやすいのは配管に設置するとカッチリして水平垂直になる。その為見た目を見ながら整えていくことが出来る。

扱いづらいはカッチリしているためにはめ込んだり外したり、加工したりする時に施工しにくいと感じてしまう場面が多々ある。

デメリット4の冬場にテープが張り付かずに苦労するというのは、実は継手部材は2つ割になっている。それを仮に止めておく為に両面テープが付いているのだが、これが張り付かない。張り付かないと次の工程へ進んでいけないからわざわざ仮止めをしないといけない

グラスウール保温筒

グラスウール保温筒
グラスウール保温筒
グラスウール保温筒
グラスウール保温筒

特徴

グラスウール素材でできた保温筒。グラスウールはガラス繊維の綿状のモノ。

似たようなものでもっと耐熱性の高いロックウール保温筒という物もある。

一般的に表面がアルミガラスクロスという銀色の紙で巻かれている。

メリット・デメリット、使用法等

  • メリット
    1. 切断や切り抜き等の加工がしやすい
    2. 新品時は施工しやすい
    3. パイプガードよりも保温性が高い
    4. 防湿性能も有する。
    5. 耐熱性にも優れている。
  • デメリット
    1. 価格がライトカバーの2倍以上
    2. 既設品の撤去時等に粉塵が舞い、それが地肌に付くとしばらくチクチクする
    3. 厚みがある為、距離が近い管を巻く時は技が必要
    4. 屋外で使用する場合は外側に鉄板やステンレス板のカバーラッキング』を施す必要がある。

加工や施工はしやすいが水道屋さんはあまり扱わず設備屋さんと保温屋さんが扱う。屋内施工の保温筒設置のみなら問題ないが、ラッキングを施すとなると保温屋さんにお任せした方が絶対的に綺麗に仕上がる

パイプ部分は保温筒を被せていくだけで良いが、継手部分は自分で作成する必要がある為、施工難易度は高く、DIYでは無理

撤去時の粉塵は吸い込まない方が良い為防塵マスクは必須。チクチクさせないように長袖手袋は着用する事!

まとめ

今回は屋内工事、屋外工事共に使用する『保温材』の解説をしました。地域やメーカーでも呼び方が違うことが有りますがご容赦ください。

 

紹介した保温材は私が使用するモノばかりですので、ポリスチレンフォームなどは記載しておりません。1度しか使用したことない為よくわかっておりませんので・・・・

そしてこの材料の覚える順番としては、ライトカバーが6番目パイプガードは8番目グラスウール保温筒は9番くらいかな?

  • 私が考える新人さんに教える順序は以下の通りです。
    1. 雨水配管 屋外 
    2. 排水配管 屋外
    3. 給水配管 屋外
    4. 給湯配管 屋外
    5. 排水配管 屋内
    6. 給水配管 屋内 ← ココ
    7. 給湯配管 屋内
    8. 機器設置    ← ココ
    9. 修理      ← ココ
    10. 設計
  • 6と7は最近同じ材料を使用するので同率でもいいですね!
  • 私が教えてもらった時代はお湯は銅管でしたので、給湯の方が難易度が高かったのです。

とこんな感じです。

 

用途はというと

  • 一般家庭で使用するのは
    1. ライトカバー、ライトチューブ
    2. パイプガード

です。そしてその使用量も上記の順です。

  • グラスウール保温筒は
    1. 工場。
    2. 学校などの公共施設。
    3. 高層ビル。
    4. 機械室のあるような施設。

等の大規模な施設での使用がメインです。高価ですし・・・・

と、使い分けがはっきりとしています。

 

簡単に言うと

  • ライトカバー、ライトチューブは
    • 1番安価で施工しやすい。
    • 保温性能は1番低い。
    • ホームセンターなどで手に入る為、DIYで使うには最も適している。
    • 屋外には耐候性の製品を使用する必要がある。
    • 曲点には技が必要。
  • パイプガード
    • 1番高価だが、施工はしやすい。
    • 保温性能は2番目。
    • DIYで使用するにはギリギリ使える。
    • 屋内外問わず使用できる。
    • 曲点は曲点用の部材を使用する。
  • グラスウール保温筒
    • 値段は2番目、施工は保温筒のみならばしやすい。
    • 保温性能は1番で、耐火性や防湿性もある。
    • DIYでは使用しない。
    • 屋外使用時にはラッキングをする必要があり、専門的な技術が必要。
    • 曲点は自分で考えて加工する必要があり難易度は高くなる。

となります。施工時のチョイスの役に立てば幸いです。

それぞれ特徴が色々ありますが、実は1つだけ共通することが有ります

それは『仕上げには必ずテープを使う』事です。

どれだけ綺麗に保温材を巻いてもこのテープで台無しになることも有るのでかなり重要な工程です。色のチョイスも重要になり、グレーのライトカバーならグレーのテープパイプガードは白いので白テープになるし、グラスウールは「アルミテープ」で整えます。

それも踏まえて、施工方法はまた後日記載する予定です。

 

さて、次回は架橋ポリエチレン管継手、ポリブデン管継手の解説をしたいと思います。よろしくお願いします。

今日もありがとうございました。

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