こんにちわ!お世話になります。DKです。
今回は『水回りのDIY』です。
DIYのメリットは一番に「自身で施工する為、金額が抑えられる」という事があると思います。
逆にデメリットは「休日に作業をする為休みが無くなる、工事が進まない」ですね。
水回りの工事は業者に依頼すると総じて高額になりがちです。
なぜか?
- 器具類が高い。
- 工賃が高い。
- 経費が掛かる。
と、上記3点が主な理由として挙げられます。
- 器具類が高額なのはメーカーの値段設定があるので、業者で差が出るのは定価ベースで5%~20%くらい。
- 工賃が高いのは専門性が高い為に致し方ないとは言え、通常1時間当たり¥2,000~¥5,000くらい。汚れ仕事や精密な作業に伴い金額は上がる。
- 経費が掛かるのはどの工事でも同じなのだが、総じて5%~20%くらい。
これだけの開きがあるので、全てが高額の水準の水道屋さんと全てが低額の水道屋さんでは
パッキン1個の交換で¥1,000~¥3,000以上の差が出てしまいます。
そこで水回りのDIYです。
このメリットは何と言っても「支払金額が抑えられる」事にあります。
その第一歩を踏み出してみましょう!
一連の流れは
- 作業手順
- パッキンを交換する水栓の水道系統を止める。系統等ない場合はメーター器で止める。
- 水栓を開いて水圧を逃がし、管内の水を抜く。
- 袋ナットを緩める。
- ハンドルを捻って水栓上部を取り外す。
- 既存のコマ(ケレップ)を新品に取り替える。
- 取り外した水栓上部のセンタービスを取って、ハンドルも袋ナットもスピンドルから取り外す。
- スピンドルに付いている三角パッキン・ワッシャーを取り替える。
- 袋ナットとハンドルをスピンドルへ取付て、センタービスも取付ける。
- 水栓上部を水栓本体へ取付ける。
- ハンドルの重さ(硬さ)を調整しながら袋ナットを締め付ける。
- 通水し、漏水を確認する。
- 内部のコマ(ケレップ)を馴染ませるため、4~5回程はハンドルを開け閉めする。
- 完了
次は写真付きで説明します。
- 1 ~水回り簡単DIYと小ネタ 2~
- 1.1 ①パッキンを交換する水栓の水道系統を止める。
- 1.2 ②水栓を開いて水圧を逃がし、管内の水を抜く。
- 1.3 ③袋ナットを緩める。
- 1.4 ④ハンドルを捻って水栓上部を取り外す。
- 1.5 ⑤既存のコマ(ケレップ)を新品に取り替える。
- 1.6 ⑥取り外した水栓上部のセンタービスを取って、ハンドルも袋ナットもスピンドルから取り外す。
- 1.7 ⑦スピンドルに付いている三角パッキン・ワッシャーを取り替える。
- 1.8 ⑧袋ナットとハンドルをスピンドルへ取付て、センタービスも取付ける。
- 1.9 ⑨水栓上部を水栓本体へ取付ける。
- 1.10 ⑩ハンドルの重さ(硬さ)を調整しながら袋ナットを締め付ける。
- 1.11 ⑪通水し、漏水を確認する。
- 1.12 ⑫内部のコマ(ケレップ)を馴染ませるため、4~5回程はハンドルを開け閉めする。
- 1.13 ⑬完了
- 2 おすすめポイント
~水回り簡単DIYと小ネタ 2~
単水栓の「パッキン全部」の交換。
①パッキンを交換する水栓の水道系統を止める。
一般住宅等で、バルブが系統ごとにない場合はメーター器で止める。
②水栓を開いて水圧を逃がし、管内の水を抜く。
水がしっかり止まっているかの確認と、水道管に溜まっている水を全て抜く。
③袋ナットを緩める。
袋ナットをモンキーレンチなどを使って緩める。
この時に②でハンドルを目いっぱい開いている場合は少し締める感じにして、「余裕を持たせて」水栓本体から外す。
④ハンドルを捻って水栓上部を取り外す。
③で袋ナットを水栓本体から取り外していれば、ハンドルを開く方へ回すだけで「水栓上部」を「水栓本体」から取り外すことが出来る。
⑤既存のコマ(ケレップ)を新品に取り替える。
ペンチ等で水栓本体に残っているコマ(ケレップ)を撤去し、新品を投入する。
この時に水栓上部側へコマ(ケレップ)が引っ付いて来ることが有る。
撤去した既設のコマ(ケレップ)の止水部分と水栓本体のコマ(ケレップ)の乗る部分を確認する。
ココに石ころや錆のかけら、本体内部材の剥がれ屑等が付着していることがある。
石ころや錆のかけらなら取り除けば良いが、本体内部材の剥がれ屑らしきモノの場合はパッキンを取り替えても無駄になる可能性がある。その旨を理解しておく必要がある。場合によっては写真を撮るなどして業者に見てもらっておいた方が良い。
水栓によってはスピンドルとコマ(ケレップ)が一体になっているモノもある。
そうした場合はコマ(ケレップ)もスピンドルもバラシてパッキン部分を取り替えるか、水栓上部を再度取り寄せてから水栓上部丸々一式取り替える。
⑥取り外した水栓上部のセンタービスを取って、ハンドルも袋ナットもスピンドルから取り外す。
取り外した「水栓上部」をバラバラに分解する。
センタービスを外す
バラバラに分解
⑦スピンドルに付いている三角パッキン・ワッシャーを取り替える。
⑥でバラバラにした水栓上部の軸部分「スピンドル」に付いている三角パッキンとワッシャーを新品に取り替える。
⑧袋ナットとハンドルをスピンドルへ取付て、センタービスも取付ける。
ココからは工程の巻き戻し。復旧作業。
⑨水栓上部を水栓本体へ取付ける。
- ここからが重要!
- まずは水栓上部のスピンドル部分で水を止める位置まで締め込む。
- 途中で止めた状態にしない事。
⑩ハンドルの重さ(硬さ)を調整しながら袋ナットを締め付ける。
⑨の②の途中で止めた状態にしていて、袋ナットを締め付けると上手く止まらなくなる場合がある。
- この時の袋ナットの締込の強さでハンドルを回す重さ(硬さ)が変わってくるので、あまり締め込まないように注意!
- 緩いくらいにしておく事!!
⑪通水し、漏水を確認する。
⑩の②で緩くしているとハンドルを捻った時に袋ナットとスピンドルの隙間から水が滲むので、開いたり閉じたりを繰り返しながら締め付けて、
- ハンドルの重さ(硬さ)
- 袋ナットとスピンドルの隙間の漏水状態
を確認しながら袋ナットを締め付ける。
⑫内部のコマ(ケレップ)を馴染ませるため、4~5回程はハンドルを開け閉めする。
管内の汚れを出す為にも全開・全閉を繰り返す。
この作業を終えてもポタポタと止まりが悪い場合は⑤の所で説明した、本体内部材の剥がれが起きている可能性がある。
再度水を止めて「水栓上部」を取り外し、パッキンの止水部分と本体内部の止水部分を確認してほしい。
それでもダメな場合は「本体が劣化しているため、パッキンの取替では完治しない」ので水栓を取り替えるしかない。
⑬完了
各箇所の漏水が無いことを確認出来たら完了です。
お疲れさまでした。
おすすめポイント
どうですか?
出来るだけ詳しく書いたつもりですが、わからなければ質問してください。
この作業により、水が噴き出したり、水道管を破損することはありません。
袋ナットをバラス際に水栓本体をしっかり持って緩めてください。ここが固い場合は緩める事に気を回し過ぎて、水栓本体の根本に力が掛かり過ぎて管が折れる事は有ります。
▽おすすめの単水栓はこちらを参考にしてください。
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- コマ(ケレップ)リンクリンク
- 三角パッキン・ワッシャーリンク
これくらいなら挑戦してみてもいいのではないでしょうか?
これも私はお得意様ならお金はいただいていませんが、通常なら¥1,000~¥2,000かそれ以上には請求されると思いますので、道具と、この記事さえあれば1食分~2食分は浮きます。
これからもDIYで紹介できそうなことがありましたら、記事にしようと思います。
質問等があれば、こちらから問い合わせてください。出来る限りはお答えします。
次回はチスとタガネの詳細情報を解説します。
よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。