こんにちわ!お世話になります。DKです。
今日も水道事業者の工具紹介です。
でも今回は宅内工事専門の水道屋さんの工具です。
宅内工事用工具類
ラチェットレンチ各種
特徴
ボルトやナット等の六角頭に被せて締め込むレンチ。̟プラスやマイナスのドライバーで締め込む物に比べて、頭をナメにくい。右中の下の部分は「シノ」としても使える。
メーカーやサイズ違い等でめちゃくちゃ種類がある。
DK
私は主にこの4種類を使用しているが、ボックスのセット品とかもたまに使う。使用頻度は左のラチェットが一番高い。便器設置に大活躍している。
持出レンチ
特徴
持出ソケットを壁や床が仕上がってから取り付ける為の工具。一般住宅では左の15A用のレンチぐらいしか使わない。
そもそも何に使うのか?と思うかもしれないが、壁の中へ配管を立ち上げると最後に水栓エルボ(鋼管ならエルボ)が来る。その時、エルボの曲がって壁に出る部分が壁の厚み(下地材+ボード・ベニヤ、タイル壁ならモルタル下地+タイル)よりも少ないので、立ち上がるのを2~3㎝位奥で上げる。すると今度はその曲がって壁に出る部分が奥まっていて、器具が付かない。それを解消するために持ち出す為のソケットがあるのだが、それを取付ける為の工具である。
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私は左の15A用の物が一般住宅や集合住宅、公共の建物等で95%。中の20A用の物が農水やガソリンスタンド等で4%。右の25A用は学校等の公共施設のフラッシュ用で1%位の使用頻度だと思う。
面取器・管形成器
特徴
管形成器は樹脂管等を切断した際に、管が変形することがある。それを棒を挿し込んでグリグリ回して元に戻す物。
面取器は塩ビ管やポリ管、樹脂管等をワンタッチ式の継手に挿し込む時に入り易くするために管の外側若しくは内側かその両方をテーパーにする。
DK
私は左の工具はアルミ三層管を、右の工具はポリエチレン管を面取りするときに使う。
左の工具は、管を切断後にこの工具を挿し込んで形成&面取りしないと継手に入らない。右の工具は、これを使わなくても挿し込む事は出来る。が、そもそもワンタッチ式継手はOリングで止水するものが殆どな為、たまにそのパッキンであるOリングを傷つけたり、めくったりして漏水の原因になることがある。両方とも数秒しか掛からない為、使った方が無難である。
さや管カッター、被覆材カッター
特徴
左は楕円形のさや管切断専用の工具で、真ん中は円形さや管の切断、右は架橋ポリエチレン管やポリブデン管の被覆材の切断するときに使用する。
無くても普通のカッターナイフで切れるのだが、急いでいる時などは管を傷つける心配がある為、これを使うといい。
DK
私はMCCの物を使っているが、他にも種類はある。
楕円さや管はたまにハウスメーカーや元請さんから追炊きの循環パイプを架橋ポリで指定される時がある。その時に10㎜の管2本とリモコン線がセットになっているものを使うのだが、これのさや管が楕円形なのである。はっきり言って、これにしか使わない。
右の被覆材カッターはリフォーム等で既設管から新設管を分岐するときに見場良くする為に用いる。
精密ドライバー
特徴
器具の細かいビスなどを外して修理したりする時に必要不可欠。
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私の使っているものもように、いろんな種類のビスの形状を一つのセットで済ませられるものが良い。特に海外製の器具等は小さい上にトルクスとかあまり使われない物とかがあるので、超厄介。
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フレキカッター、トラップカッター、パイプカッター(回し切り)
特徴
仕上げ加工(クロームメッキ)の施してあるある物を垂直にバリを出さずに綺麗に切断するための工具。
DK
私は主に上のロブスター製のトラップカッターを使用している。これもメーカーやら名称違い、形状違いで種類がたくさんある。
これを使用する理由としては、右の樽みたいなところをくるくる回して刃を押し出していくのだが、開いたり閉じたりが時間がかかる。そこで樽みたいなところと本体のくっついているところの下に黒い三角の部分がある。これを押すとロックが外れて、カチャカチャと刃を出し入れできるようになり、とても楽ちんなのである。
流し台排水トラップレンチ
特徴
今はあまり使われなくなったが、システムでは無いキッチン流しや業務用の流し台などのシンク排水トラップを取付けるための工具。
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これ一つで2~3種類の形状の排水金具を取付けることが出来る。私は飲食店などの業務用ステンレス流しの排水金具の取替時ぐらいしか使わない。
下地探し
特徴
リフォームまでいかない器具の取替時の小物取付用下地探しに重宝する。ロックを解除してビスや釘を打ちたい箇所にぶすっと指すだけ。白い部分が引っ込み、中から細い針が出てくる。下地があればその針が刺さり、白い部分に書かれた数字で深さがわかる。真ん中の物は先端にマグネットが付いており、軽量鉄骨製の下地を探し出す。稀に木の釘にもくっつく。
DK
これもなくてはならない工具。
例えばトイレで便器を取替るタイミングでクロスも張り替える。その時にタオル掛けもペーパーホルダーも位置を替えたい(右についていたのを左にしたい)。こういう時に出番である。
その他便利工具
特徴
リフォーム等でボードやベニヤに穴を開けたり、切り取ったりする時に使う。上が広範囲を下が狭い範囲を。
DK
あると超便利。器具取替時、リフォーム時等色々なところで出番がある可能性がある。
例えば、洗面所をリフォームし、洗面化粧台を設置するために壁の既設配管に合わせて穴を開けた。しかし、大工さんが壁のカネ(直角)を直さなかったために穴がずれてしまった。こんな時に開けた穴を少し削り出しで広げたり、という事が出来る道具である。
今日のまとめ
今日は宅内で仕事をする水道屋さんメインの工具紹介でした。無くても何とかなるけれど、あると結構便利です。時間の短縮になったりします。
DIYにお勧めはラチェットと下地探しぐらいかな?引き回しや削り出しもあるといいかもしれません。
今日は少し長文になってしまいました。次回は宅内業者の電動工具をご紹介します。よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。