【施工事例】水道屋さんの施工事例集です。Mission.11-2

こんにちわ!お世話になります。DKです。

今回は前回に引き続きキッチンリフォームの施工事例を解説していきます。  

 

~前回工事から約2週間後~

再工事が出来るそうですので、お寺へ行ってきます。

 

 

  ご依頼内容は

キッチンを新しくしたいから、給水・給湯・排水の配管をして欲しい。

いう内容でした。

 

 

  1. 施工説明書の熟読
  2. 墨出し
  3. ホルソー穴あけ
  4. 墨出し
  5. 床材撤去
  6. 壁材撤去
  7. 既設管探査、確認
  8. 配管ルートを決める
  9. 水を止める
  10. 既設器具・配管撤去
  11. 給水配管をする
  12. 給湯配管をする
  13. 排水配管をする
  14. 通水試験
  15. 壁・床材を復旧する
  16. 次回へ

 

 

最初にご提案できた内容は

  • ○○月○○日の8:30頃工事に来ますので、それまでに流し台を撤去しておいてください。
  • 流し台部分と食洗器の配管接続の詳細が出ている図面なり施工説明書なりを用意しておいてください。

 

前回お願いしておいたのは

  • 流し台を天板も含めて、全て設置し終えてください。
    • 全てが設置してないと接続が出来無いので。
  • 食洗機は入れ込まずに置いておいてください。
    • 食洗機は接続時に一緒に入れ込んだ方が、施工上失敗が無いと思った為です。
      私が思ったようになっていないと、再度出したり入れたりしなければならなくなり、二度手間になるから。
  • ガスや電気工事は終わらせておいてください。
    • 工事範囲が他の業者と被ると誰かが遊んでしまうことになり、無駄だから。

という内容です。

 

 

お客さんは「地元のお寺の住職さん」です。

  1. 既設管探査
  2. 給水・給湯・排水配管、通水試験
  3. 器具設置・接続
  4. 通水試験
となっています。
 
因みに①②で1日、③④で1日の計2日間の工程です。

 

  1. DK
  2. スペシャルアルバイト君

 

さて、工事開始です!

 

施工事例 Mission.11-2

キッチンを新しくしたいから、給水・給湯・排水の配管をして欲しい。

 

前回工事のおさらい

着手前
着手前
ホルソー穴あけ
ホルソー穴あけ完了
床材撤去
床材撤去完了
配管
配管完了
既設器具撤去
配管完了

ココまでが前回工事の内容です。

 

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器具設置・接続

接続前

ストレート止水栓取付

食洗機接続

 
  1. お客さんに色々確認をする
  2. 水を止める
  3. ストレート止水栓を設置する
  4. キッチン水栓を接続する
  5. 食洗機用を入れ込む
  6. 食洗機を接続する

ポイントは①②③⑤⑥

 

①この色々確認するは下の画像の赤枠部分に本来配管スペースとして「棚」が付くのである。

その棚は目隠しになるため、業者が施工する場合には必ず設置される。
が、今回はお客さんが自分で施工しているので見ての通り目隠しがされずにあっぱらぱーである。

その状態で排水蛇腹は接続されている・・・・・

という理由から目隠しの棚が必要か?必要で無いか?の確認を取らなければならない。

 

知らずに施工しているという事もありますから・・・

 

結果は「いらない」そうです。

もしまた自分で何か「ゴソゴソ」したい時にあると邪魔らしいです。

 

②の詳細は

  • 水を止める。
    • 湯水共に何処か蛇口を開いて水を抜く。
      • キスプラをゆっくり外す。

こんな順番です。
キスプラをゆっくり外すのはココから水、又はお湯が出てきてしまう為、慎重に拭き取りながら外します。

あれ?
水栓が付けられてないじゃん!
という事で急遽水栓の設置もしました。

④上の画像の「キスプラ」は左側からキッチン水栓用給湯」⇒「キッチン水栓用給水」⇒「食洗器用給水の順です。

ストレート止水栓が必要なのは「キッチン水栓用の2つ」です。

本来のLIXIL製品であれば、「食洗器用給水」「食洗器用給湯」で配管をするし、食洗器用の配管がシンク側へ来ることはありません。
全て食洗器が設置されるべき棚の幅で完結します。

しかし今回の食洗機は「IKEA製」で、専用の接続方法があるみたいです。

 

⑤さていよいよ問題の「IKEA製食洗器」の設置です。
住職曰く10人分の食器が一度で洗えるらしいです。

3人がかりで入れ込みます。

2人が運んで、1人が給排水のホースと電源コードを裏側へ回す役回りです。

 

ふぅ~
何とか無事に入りました!

しかし、住職、結構強引なのね・・・

近くまでは毛布を敷いて引っ張っていきました。
少し持ち上げて敷毛布を撤去します。
後ろ脚を棚に乗せて・・・・
と思ったら、住職さん、力いっぱい押し込んじゃいました!
傷ついてるし・・・・

自分で作成しているとこんなものですかね?
もう少し慎重に事を運べば傷もつかいと思うんですが・・・・

 

⑥そして最後の接続です。

突っ込みどころ満載です。

まずは排水管。
住職曰く、「貫通穴を開けた時に景気よく押し込んで行ったら、排水の立ち上がり管も見事に穴を開けちゃった」と・・・・
とりあえず破損個所は切り取って仮に接続しておくので、後は自分で材料買ってきて延長してくださいよ・・・・

本来H=400~500で配管したのに、切り取ったので短いです。

そして隣の食洗機用の給水。
何故に蛇口なのだ?
スウェーデンではキッチンの下に蛇口を付けるのか??しかも品番指定されてるし・・・・

H=500の高さ指定と専用の蛇口指定・・・意味あるのか??

この食洗機の不思議な点

  1. 給水に蛇口を使用する。
    • 工賃が高くなっていく。
    • 場所を取る。
  2. 高さの指定がある。H=500。
  3. 排水がVP管指定。HTじゃないのか?
  4. 排水の高さ指定がある。H=400~500。

意図のわからない指定が多すぎる・・・

 

「やっぱりいつも扱うTOTOLIXIL等の一流メーカーの製品は、私たち施工業者の事も考えられているなぁ」とつくづく実感します。

 

 

そして極めつけは浄水器用のホースです。

通常の場合、ビルトインタイプの浄水器を設置する時は、普通のキッチン水栓とは別にもう一つ単水栓を取付けます。
理由は浄水器のカートリッジを通すと水の水量・圧力共に格段に落ちてしまう為、洗い物作業にとても時間がかかってしまう事と、水を使えば使っただけカートリッジの寿命が短くなるからです。それをそのままキッチン用の水栓に接続すると普通に考えて水量が落ちて使いづらくなると思うのですが・・・・

今はとりあえずそのままカートリッジを通さずに接続しておきます。

 

通水試験

最後に水をあけて、通水試験です。

各所の漏れと水量の調整をしていきます。
水量調整の最終確認はお客さんに診てもらってくださいね。

 

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反省会

本日の作業はココまでです。 お疲れさまでした。  

2日間に渡って行ったキッチンリフォームは完成です。

 

私たちの工事は完成しましたが、キッチン自体がまだ色々と出来上がっていない為写真は有りません。

 

  1. 施工説明書の熟読
  2. 墨出し
  3. ホルソー穴あけ
  4. 墨出し
  5. 床材撤去
  6. 壁材撤去
  7. 既設管探査、確認
  8. 配管ルートを決める
  9. 水を止める
  10. 既設器具・配管撤去
  11. 給水配管をする
  12. 給湯配管をする
  13. 排水配管をする
  14. 通水試験
  15. 壁・床材を復旧する
  16. お客さんに色々確認をする
  17. 水を止める
  18. ストレート止水栓を設置する
  19. キッチン水栓を接続する
  20. 食洗機用を入れ込む
  21. 食洗機を接続する
  22. 通水試験

 

今回の作業難易度は高めで7~8です。 IKEAの食洗機のせいで、少し難易度が上がってます。

 

私が考える新人さんに教える順序は以下の通りです。

  1. 雨水配管 屋外
  2. 排水配管 屋外
  3. 給水配管 屋外
  4. 給湯配管 屋外
  5. 排水配管 屋内
  6. 給水配管 屋内
  7. 給湯配管 屋内
  8. 機器設置   ⇐ ココ
  9. 修理
  10. 設計

という感じですかね?

6と7は最近では同じ材料を使用するので同率でもいいです。 私が教えてもらった時代はお湯は銅管でしたので、給湯の方が難易度が高かったのです。

 

今回の成果

  1. HIVPパイプΦ13
  2. HI継手Φ13
  3. Cu継手15A
  4. XPPパイプΦ13
  5. XPP継手Φ13
  6. VUパイプΦ50
  7. VU継手Φ50
  8. VPパイプΦ40
  9. ストレート止水栓
  10. 化粧給水管
  11. 化粧エルボ
  12. 単水栓

 

 

2日間のトータルです。

 

今回はキッチンリフォームの施工事例でした。
でも、ちょっと特殊な施工でしたが、無事に完成です。
いつ工事しても外国の器具類の設置は慣れませんね~。

 

今回の食洗機は突っ込みどころ満載でした。
だれか、あの施工の疑問に答えられる人はいるのかな?

 

さて次回はキッチン水栓の取替の施工事例を解説します。
よろしくお願いします。

今日もありがとうございました。

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