【水道屋さんの使う消耗品】をご紹介! ヘルメチックシール

こんにちわ!お世話になります。DKです。

台風の影響はなくなりましたが、腕と首はまだ痛いです。

さて、今日も『水道屋さんの使う消耗品』をご紹介します。是非最後まで読んで行ってください。

消耗品類③

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ヘルメチックシール

ヘルメチックシール各種
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特徴

シールテープとは違い液体化しているシール材。空気に触れると硬化してくるため、蓋の開閉には十分に気を付ける。硬化してきた場合は専用の溶剤で溶かして使う。

給水・給湯用等はこれ単体でも止水は出来るが季節や湿度の違いで乾燥時間にムラが出来るためシールテープの予備材として用いることが多い。

使用する管や管内流動体によって製品を変える。メーカーによっても成分などに違いがあるが3~4種類ぐらい使用してみたがあまり大差は感じなかった。

DK

私も例外に漏れず、鋼管への使用が主である。一般住宅でも使用はするが、頻度は少ない。

使用例として

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ヘルメシールのみ
  1. 鋼管のネジを切る。
  2. 管内やネジに付いた油と切粉を洗浄剤等で洗い流し、ウエスで綺麗に拭く
  3. ヘルメシールをよく撹拌する。(刷毛やヘラ、棒切れ等を使い混ぜる。本体を上下逆さまにして振る等。)
  4. 刷毛に適量を取ってネジの本体部分近くから順に塗る。
  5. 管端の断面部へまんべんなく適量を塗る
  6. 塗布したヘルメシールの乾燥を待ち、継手へ管をねじ込む。
  7. 外へ出てきた余分な分はウエスで拭きとる
  8. 完全に乾燥させた後、通水する。

これが一工程でヘルメチックシールのみの使用は完了になる。

2の工程時、しっかりと管内の油と切粉を落とさないと後々通水後に機器のストレーナ(フィルター)の目詰まりからの流量不足等になりかねない。

3は最初溶剤や顔料と本剤が分離していることがよくあるので、一体化するようにしっかり混ぜる事が必要。

4のネジの本体部分近くからというのは、管端部へ最初に塗ると初めの一塗り目は大体量が多い。量が多いと管の内部へ液が侵入してしまい、結果流量不足にはならないが2と同じようにストレーナへの目詰まりが考えられる為である。

4の施工後は知らずにその部分を触ったりして他のモノを汚したりすることが多いので要注意!!

5番は塗布作業の中で一番注意が必要である。これがうまくいかないと大半がここから錆びるのである。量が多い場合は上と同じだが、少ないと錆びる原因にもなる。

6の時間は季節や温度、湿度によって違うが給水・給湯用ならば約3~6分位、その他は8~10分位を目安にし、指で触って液が付かなければOK。

以上が注意事項なのだが、私は少し違う使い方をする。

例①
  1. 鋼管のネジを切る。
  2. 管内やネジに付いた油と切粉を洗浄剤等で洗い流し、ウエスで綺麗に拭く
  3. シールテープを巻く。
  4. ヘルメシールをよく撹拌する。(刷毛やヘラ、棒切れ等を使い混ぜる。本体を上下逆さまにして振る等。)
  5. 刷毛に適量を取ってネジの本体部分近くから順に塗る。
  6. 管端の断面部へまんべんなく適量を塗る
  7. 塗布したヘルメシールの乾燥を待ち、継手へ管をねじ込む。
  8. 外へ出てきた余分な分はウエスで拭きとる
  9. 完全に乾燥させた後、通水する。

場合と、

例②
  1. 鋼管のネジを切る。
  2. 管内やネジに付いた油と切粉を洗浄剤等で洗い流し、ウエスで綺麗に拭く
  3. ヘルメシールをよく撹拌する。(刷毛やヘラ、棒切れ等を使い混ぜる。本体を上下逆さまにして振る等。)
  4. 刷毛に適量を取ってネジの本体部分近くから順に塗る。
  5. 管端の断面部と継手ねじ込み部分へまんべんなく適量を塗る
  6. 塗布したヘルメシールの表面の乾燥を待ち、シールテープを巻く。
  7. 刷毛に先ほどよりも少量の液をねじ込み部分のみに塗り、乾燥を待ち継手へねじ込む。
  8. 外へ出てきた余分な分はウエスで拭きとる。
  9. 完全に乾燥させた後、通水する。

大半が例①の施工方法で重要かつ修理不能部分やステンレス管、2インチ以上の管については例②で施工するようにしている。

何故ステンレス管?と思うかもしれないが、ステンレス継手にはテーパーネジの継手と平行ネジの2種類がある。テーパーネジよりも平行ネジの方がシールテープが滑りやすい。その為例②で施工しておけば間違いないのである。

今日のまとめ

今日はヘルメチックシールの解説でしたがどうだったでしょうか?

私も書いていて思ったのですが、わかっていても結構省略している節がありました。少し反省です。補足ですが、

詳しくはまた鋼管のネジ接合の仕方を載せていきたいと思いますのでお楽しみに!

4や5でネジ部へ塗った後その部分を触り、その手でまた他のモノを触って・・・・という恐ろしい無限ループで現場や商品が汚れるので、その工程の作業員全員で確認をしつつ作業を進めなくてはなりません。予備の軍手や大量のウエス、汚れ落とし用の溶剤は必須です。

ではそんなに塗らなければいいのに・・・・と思うかもしれませんが、湿気の多い場所等はそういうところからも錆びるわけで。最近はヘルメシールをねじ込み部分のみの量にして、防錆塗装剤をネジ部とレンチを掛けた箇所へ通水試験や圧力試験後に塗るようにしています。

さて、次回も消耗品の解説ですが各種パッキン類や類似品の紹介と解説を行いたいと思います。よろしくお願いします。

今日もありがとうございました。

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