こんにちわ!お世話になります。DKです。
今日も水道事業者の工具紹介です。
水道工事業者に共通する工具の第四弾です。
必須工具類
テストポンプ
特徴
配管完了後の管内へ水圧をかけて漏水の有無を確認する道具。市の指定業者を取るには必須工具。これは水圧式だが空圧式、真空式の物もある。
違いは正常運転時の管内を通るモノによる。給水管や給湯管なら水圧式。ガス管や冷媒管なら空圧式と真空式。気体が通る管に水を入れてしまうと機械が壊れたり、誤作動する原因になるので絶対にやらないように!
DK
私は水圧式しか持っていない。官公庁提出の写真や試験には水道屋さんは水圧式しか認められていない(私の生息地では)からである。
空圧は露出管等には有効であるが、壁の中や地中になると音が聞こえづらくなるため場所が発見しにくい。後、熱でかなり膨張するため予定圧力以上の圧がかかってしまい管や継手を損傷させる恐れがある。
スコップ類
特徴
土工事用の手道具。穴を掘る為の剣スコップ、ほぐし土を掬ったり均したりする角スコップ、土を均す鋤簾(じょれん)、砕石や仮の舗装材などを均すレーキ等。
DK
水道屋の基本は穴を掘ること!と水道屋に入社した日に師匠から言われた。正にその通り。配管を覚えるよりも、材料の名前を覚えるよりも最初にスコップ類の使い方を覚える。
何故か?穴を掘らなければ配管が出来ない。若い衆は配管が出来ない。師匠が配管の準備をしている間に若い衆が掘る!ひたすら掘る!私は1年ぐらいはひたすら手で宅内を掘らされた。
思ったことが一つ、スコップの柄は木だと簡単に折れる。金属でも折れるが木よりはマシ!
チス、タガネ類
特徴
チスは木で言うところのノミ。相手はコンクリートやブロックなど。穴を少し広げたり、在来浴室等の壁を溝斫りする時など、斫り機を使うまでもない(使えない)場所・箇所で使用する。
タガネは主にタイル壁のタイルとタイル下地のみを少量斫り取る時や斫り機を使うまでもない(使えない)場所・箇所で使う。
DK
雨水管のU字溝穴あけ、取り壊した箇所やタイル下地の凹凸削りに使う。最低でも上の種類ぐらいは必要。
因みにタイル切りはタイル張り時の加工で使う。
使用時の防護メガネは必須。
今日のまとめ
今日は水道屋さん全般の工具の第四弾でした。今回紹介したものは少し専門的な物も多く、余り馴染みがないものもあったと思います。
スコップ類なら使ったことはあると思いますが、鋤簾やレーキはあまり使わず名前も知らない方もいるかもしれません。
次回は水道管の継手の種類と施工方法です。よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。