【施工事例】水道屋さんの施工事例集です。Mission.7

こんにちわ!お世話になります。DKです。

今回は屋外流し台設置の解説です。

 

ご依頼内容は

屋外に撤去してきた流し台を設置して欲しい。

という内容です。

 

 

下見しました。

現場にはエアコンの室外機水栓柱があり、尚且つ壁から暖炉の煙突が出ていました。
その為設置位置が限定されるという事態になりました。

 

よってご提案させていただいた内容は

  1. 上記の限定された位置ならば設置出来る。
  2. ご希望には添いかねる。

です。

 

お客さんの返事はOKで、設置できるところなら何処でもよかったみたいです。

 

  1. ブロックの設置
  2. 既設給排水管探査
  3. 新設給排水配管
  4. 流し台設置
  5. 給排水接続及び仕上げ

となっています。

 

  1. DK
  2. 72歳のゴリラ師匠

 

 

さて、準備OK!作業開始!

 

 

施工事例 Mission.7

屋外に撤去してきた流し台を設置して欲しい。

着手前
着手前

 

1.ブロックの設置

ブロック設置

 

  1. 流し台を設置する位置を決める。
  2. 流し台の脚の位置の高さを測る。
  3. 測った箇所の一番低い所に合わせて残りの3点を掘り下げて高さを合わせる。
  4. ブロックを設置する。

ポイントは③。
低い場所に合わせないと

  • ブロックを設置する際に敷モルタルが大量に必要になる。
  • 大量のモルタルを敷くと乾くまで時間がかかる。

と、不要な時間と作業、材料を消費する為、無駄が多い!

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2.既設給排水管探査

既設給水管探査
既設給水管探査
給水配管用人力掘削
排水配管用人力掘削&既設排水管探査
既設排水管探査
既設排水管探査
排水配管用人力掘削
排水配管用人力掘削
  1. 既設給水管の探査。
  2. 新設給水管の配管経路を決める。
  3. 決めた給水配管経路に沿って掘削する。
  4. 既設排水管の探査。
  5. 新設排水管の配管経路を決める。
  6. 決めた排水配管経路に沿って掘削する。

ポイントは①と②、④と⑤の2ペア。

私たち職人が現場を見ればどの辺に管があるのかがおおよその見当がつくので、実際には②と⑤の方が先になるのかな?
しかしココでは素人さんがDIYをするとしたらという目線で書いています。
その為、探査の方が先で経路決定がその後としています。

 

3.新設給排水配管

T字足設置

HIVPΦ13 配管状況
HIVPΦ13 配管状況
HIVPΦ13 配管状況
Φ90穿孔状況
VUΦ75 配管状況
VUΦ75 配管状況
VUΦ50 配管状況
VUΦ50 配管状況
埋戻し
埋戻し
砕石敷均し

 

  1. T字足を基礎へ固定する。
  2. HIVPΦ13を立管バンドを使って固定する。
  3. HIVPΦ13を既設管から取り出す。
  4. 排水メイン管VUΦ100へΦ90を穿孔する。
  5. VUΦ75を配管する。
  6. VUΦ50を配管する。
  7. 管の半分まで土を入れて埋戻しながら、管底の隙間へ土をつつき入れる。
  8. 配管に大きな石などが当たらないようにして、土を埋め戻す。
  9. 上部へ砕石を敷き均す。

ココでのポイントはまず、①+②のT字足と立管バンドで固定して、そこから配管を伸ばしていく所。
そうすることで3本の給水管を綺麗に簡単に揃えられる排水配管をしている相方と作業場所が被らないようになる。

④排水管は逆に既設管側から上流へ向かって伸ばしていく。
排水管は口径が大きいので取り回し辛い&給水配管をしている相方と被らないようにする為、下流から配管をする。

⑦の管半分まで土を被せるのは管に沿って土を管下へつつき入れる為、管を隠さないように見せた状態の方が作業効率が良い。

⑧は塩ビ管は大きな石や鋭利なモノが当たっていると破損する恐れがある為、極力取り除いておく。

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4.流し台設置

流し台設置の写真撮り忘れました!

 

  1. 流し台を仮置きする。
  2. 給水管や排水管、敷きブロック等の相関を見る。
  3. 給水管の接続が出来るように末端に継手を付ける。
  4. 排水管の高さを揃える。

ポイントは②の全体の相関を見つつ、見栄えの良い所に合わせる

①の仮置きの時にある程度の傾きを合わせておく事も忘れてはいけない。

 

5.給排水接続及び仕上げ

給排水の接続
給水管保温材設置
流し台本設置

 

  1. 給排水を接続する。
  2. 通水テストを行う。
  3. 給水管に保温材を取付ける。
  4. 流し台の脚を調整して、本設置する。

ポイントは②と③の順番。

②の通水が先でないと万が一漏水があった場合に二度手間になるので、保温材の設置よりも通水テストが先になる。

④最後に流し台の脚で調整するのが良い。
先の工程の仮置き時にある程度の傾きが合わせてあれば、一番最後に調整すればそれで完了する。

因みに傾きを一切合わせていなかった場合、最悪給排水の長さが足りなくなったりすることが有るので注意です。
逆に傾きをバッチリ合わせた場合でも給排水の接続時に動かすので、結局最終的に調整する為、そこまでする必要はありません

 

反省会

完了!
完了!

 

完成~🎵

 

最終確認で流し台の前後左右の傾きを見て完成です。

 

  1. 流し台を設置する位置を決める。
  2. 流し台の脚の位置の高さを測る。
  3. 測った箇所の一番低い所に合わせて残りの3点を掘り下げて高さを合わせる。
  4. ブロックを設置する。
  5. 既設給水管の探査。
  6. 新設給水管の配管経路を決める。
  7. 決めた給水配管経路に沿って掘削する。
  8. 既設排水管の探査。
  9. 新設排水管の配管経路を決める。
  10. 決めた排水配管経路に沿って掘削する。
  11. T字足を基礎へ固定する。
  12. HIVPΦ13を立管バンドを使って固定する。
  13. HIVPΦ13を既設管から取り出す。
  14. 排水メイン管VUΦ100へΦ90を穿孔する。
  15. VUΦ75を配管する。
  16. VUΦ50を配管する。
  17. 管の半分まで土を入れて埋戻しながら、管底の隙間へ土をつつき入れる。
  18. 配管に大きな石などが当たらないようにして、土を埋め戻す。
  19. 上部へ砕石を敷き均す。
  20. 流し台を仮置きする。
  21. 給水管や排水管、敷きブロック等の相関を見る。
  22. 給水管の接続が出来るように末端に継手を付ける。
  23. 排水管の高さを揃える。
  24. 給排水を接続する。
  25. 通水テストを行う。
  26. 給水管に保温材を取付ける。
  27. 流し台の脚を調整して、本設置する。

 

今回の作業難易度は中程度です。
10段階で言うと4か5くらいですね。

 

本日の成果

  1. HIVPパイプΦ13

  2. HI継手Φ13

  3. VUパイプΦ50・Φ75

  4. VU継手Φ50・Φ75
  5. ステンレスT字足

  6. ステンレス立管バンド
  7. フレキ管Φ13×300

  8. 耐候性保温材

 

 

 

以上です。

 

 

今回は屋外に流し台を設置した時の施工事例でした。
工事の難易度は高くないですが、もろもろの順番や理由を知らないと行ったり来たりになってしまって工事が進まなくなるので、是非参考にしてみてください。

人力で掘削する時のポイントですが、今回掘った場所が駐車スペースになっていて、滅茶苦茶固かったので斫り機のブルポイントスコップ刃にしてほぐしながら掘削しました。
文明の利器は使用しないといけませんね。

 

次回はちょっと得するお話をしたいと思います。
よろしくお願いします。

今日もありがとうございました。

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