【施工事例】水道屋さんの施工事例集です。Mission.9

こんにちわ!お世話になります。DKです。

今回はシャワー水栓の増設工事の解説です。

 

 

ご依頼の内容は

母屋へ風呂へ入りに行くのが面倒くさいから、屋上へシャワー水栓を設置して欲しい。

というモノです。

 

 

下見してきました。

  1. 現場へは梯子をかけて上る。
  2. 給湯管を立ち上げる方は狭いので、上り下り、作業時等の転倒に注意。

 

 

今回の工事も大先輩のお店です。

  1. シャワー水栓設置
  2. 新設給湯配管
  3. 既設給湯配管分岐
  4. 通水試験

となっています。

 

  1. DK
  2. スーパーアルバイト君

 

 

準備が出来たら、いざ開始です。

 

施工事例 Mission.9

母屋へ風呂へ入りに行くのが面倒くさいから、屋上へシャワー水栓を設置して欲しい。

着手前
着手前

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シャワー水栓設置

 

シャワー水栓設置

 

  1. 支給器具の確認
  2. 設置場所・高さの選定
  3. T字足設置
  4. 本体組付け
  5. 立管バンド固定
  6. 給湯管を引き上げる

ポイントは①と③。

 

①はお客さんからの支給品の中身を確認する必要がある。

  1. 外国製の商品の為、足りない部材や部品がある可能性が非常に高い。
  2. ネジ接続のネジのピッチや口径が日本製とは異なる場合がある。

外国の製品は日本製と違って、物持ち良く作られていない
要するに見た目が良いが超ちゃちな物が多い。

ネジも合わないことが有る為、できれば事前に見せていただいた方が良い。

 

因みに説明書らしい説明書は無く、仮組を行った際には

  • 固定部材が1つ足りない。
  • パッキンは4枚中1枚しか入っていない。

という、素晴らしい結果だった。

 

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新設給湯配管

新設給湯配管

 

  1. 水栓本体の給水側を止める
  2. 水栓本体の給湯側へ新規配管を接続する
  3. 新設給湯配管を見た目良く固定する
  4. 雨水管縦樋の固定金具へ新設給湯配管を固定する

ポイントは①と④。

一応チャッキ弁が内蔵されているが、念のためにプラグをしておく。

幅の狭い所に梯子を立てているので、耐候性のインシュロックで簡単に、でも確実に固定する。

 

既設給湯配管分岐

給湯配管分岐
給湯器分岐前

 

  1. お客さんに声をかける
  2. 給湯器の水を止める
  3. 給湯管の水を抜く
  4. 既設配管を撤去する
  5. 分岐金具を取り付ける
  6. 給湯器側の配管を接続する
  7. 分岐部分へ配管を接続する

ポイントは①、③、⑤です。

 

お客さんは飲食店ですので今から○○分くらいお湯を止めます。と予め止まる時間も織り込んでお伝えします。

給湯管内の圧力を逃がす目的で、管内の水を抜きます。

あまり長い時間止められない事と、お湯が完全に止まっていない事を加味して、今回は分岐のチーズを使う事にしました。
本来であれば配管部分にチーズを挟みたいところではありましたが。

 

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通水試験

上部シャワー通水
カラン部通水

 

  1. 給湯管接続後、直ちに通水する
  2. 各箇所の漏水状況を確認する
  3. お客さんに報告し、確認をしてもらう

ココでのポイントは①と②と③。

 

お店の給湯を止めている以上、一分一秒でも早く通水する事を心掛ける。

②と③の順序が重要で、先に漏れなどを全て確認し、完了した状態でお客さんにお湯を出した事、完成した事を通知して確認をしてもらう。

逆だと、報告をし終わった後に通水⇒漏れ発覚!となると再度水を止める声をかけなければならない等の手間が掛かるので好ましくない。

 

反省会

 

完了~

 

上手にできました~🎵

 

屋上での作業なので、強風を心配していましたが、問題なく作業できました。

 

  1. 支給器具の確認
  2. 設置場所・高さの選定
  3. T字足設置
  4. 本体組付け
  5. 立管バンド固定
  6. 給湯管を引き上げる
  7. 水栓本体の給水側を止める
  8. 水栓本体の給湯側へ新規配管を接続する
  9. 新設給湯配管を見た目良く固定する
  10. 雨水管縦樋の固定金具へ新設給湯配管を固定する
  11. お客さんに声をかける
  12. 給湯器の水を止める
  13. 給湯管の水を抜く
  14. 既設配管を撤去する
  15. 分岐金具を取り付ける
  16. 給湯器側の配管を接続する
  17. 分岐部分へ配管を接続する
  18. 給湯管接続後、直ちに通水する
  19. 各箇所の漏水状況を確認する
  20. お客さんに報告し、確認をしてもらう

 

今回の作業難易度は5~6です。外国製品で無ければ4くらいだとは思います。

 

前回のようにお店を休んでもらうような事態にならなくて良かった・・・

 

今回の成果

 

  1. PPφ13


  2. PP継手Φ13


  3. ステンレスフレキ管


  4. SUS継手15A
  5. 化粧ニップル15A×20A


  6. 片ナットチーズ


  7. SUS T字足

  8. SUS 立管バンド

 

  1. エンビカッタ
  2. プラスドライバー、マイナスドライバー
  3. モンキーレンチ
  4. パイプレンチ、コーナーレンチ
  5. カッターナイフ
  6. 水平器
  7. インパクトドライバー
  8. ラチェットレンチ
  9. ニッパー
  10. 脚立

 

  1. シールテープ
  2. パッキン
  3. インシュロック

以上です。

 

最後に

今回は屋上にシャワー水栓を設置の施工事例でした。

 

本工事の一番の難点は「商品が外国製」である事です。

 

先に説明もしましたが、外国製品には

  1. 部品が足りない
  2. 部材が足りない
  3. 説明書が読めない、若しくは無い

という3コンボが待ち受けているからです。

 

その為お客さんが用意してくれるいわゆる支給品を扱う時には十分に注意しましょう。
そして、お客さんに頼まれてそれらの商品を購入する事はやめた方がいいですね。

例えば部品や部材が足りない時にお客さんによってはその金額を出していただけない方もいたりしますので・・・・

 

因みにDIYで自身で施工する場合も発注に十分に気を付けてください。

 

 

次回も施工事例の解説をしたいと思います。
よろしくお願いします。

今日もありがとうございました。

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